前回のおさらい
・ポケボディーとポケパワーは特性と同種の能力だが別物として扱われる。
・ポケボディーとポケパワーは強い。


ポケモン編、その2です。前回で、補助的な役割を担うポケモンは一通り確認しました。ミカルゲとネンドールですね。今回は主力を担うポケモンを確認していきましょう。


■ポケモン 23
3ミカルゲ(Dpt)
4ラルトス(DP4)
4キルリア(SM3)
3サーナイトGX
2サーナイト(DP4)
1サーナイトLV.X
1エルレイド(BW7)
2ヤジロン(DP4)
2ネンドール(DP4)★★★★
1カプテテフGX



はい、おなじみサーナイトミカルゲデッキのポケモンたちです。今回見るのはメインとなるサーナイトライン。かなり多様なポケモンが採用されています。分岐進化する上に人気の高いサーナイトならでは、と言ったところでしょうか。まずは明らかにあやしい、サーナイトLV.Xについて調べてみましょうか。


サーナイトLV.Xは次のようなテキストのカードです。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/10074/regu/DP

まず、LV.Xというカード群が存在します。

このカードは、バトル場のサーナイトに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。

これらはテキストにあるように、バトル場で通常のポケモンに重ねることで場に出します。BREAK進化のようなものですね。ただこちらはバトル場でのみレベルアップが可能となります。また、レベルアップなので、進化とは異なるものとして判定されます。そのため、たねポケモンからレベルアップしたポケモンはたねポケモンとして扱われます。なお、進化したターン中にレベルアップはできません。ミラクルシャインなどで剥がされませんが、進化ポケモンがレベルアップした状態から退化させられると、LV.Xとその下のカードの2枚が手札に戻ることになるようです。なのでサーナイトLV.Xはキルリアになります。それから、LV.Xという表記は、古いポケモンカードによく書かれているレベル表記と同じものとして扱われれるので、サーナイトとサーナイトLV.Xは同名カード扱いになります。LV.XからBREAK進化もできるのですが、そこらへんの仕様はややこしそうなので割愛。


サーナイトLV.Xの性能は、見ればわかる通りめちゃくちゃ強力です。ポケパワーでなりかわる、ワザは特定条件下でサイドを取ると書いてある。そして通常サーナイト(DP4)もかなりえぐいです。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/10073/regu/DP
これ。ポケパワーが実質サポ権を消費しないバトルサーチャー。反則では。こんなんばっかかよー。ワザも地味にポケパワーロックだし。


あともう一匹、ラルトスですが、エネ0で使えるワザ「みらいよち」を持っています。
自分または相手の山札のカードを上から5枚見て、好きな順番に入れ替えて、その山札の上にもどす。まあ強いよね。

あともう1つ、今までのDP・DPtシリーズのカードも全てそうだったんですが、弱点の仕様が違います。さっきのサーナイトならば、超+30と書かれていますね。ちなみにこのラルトスは超+10。進化ポケモンほど被ダメージが大きくなりますが、現在の×2とは比べ物にならない被ダメージ量です。地味ですが、結構大きい気がします。


さて、ここまでは前座。本題はこれから。殿堂レギュでメタグロスデッキを組むならば、過去の強いダンバル、メタング、メタグロスを使いたいですよね。


ということで、調べてみました。殿堂レギュで使えるダンバル、メタング、メタグロスを調べるくらいならば簡単です。その結果、強そうなカードたちが見つかりました。


まずはダンバルですが、DP5が強いです。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/17121/regu/DP
ポケパワー「メタルチェイン」は、エネ加速こそできませんが、エネを手張りするとダンバルがベンチに増えます。現在ではヌメラが同じ特性を持っていますね。これは序盤の展開にめちゃくちゃ有利な特性で、初手のポケモンコレクターで持ってくる枠を一つ浮かせることができるため、テテフを握りながらアロコンとダンバル3体を展開することができるようになり、序盤が非常に安定します。そのほかの要素を全部無視できるくらい強いので、これ一択だと思う。


続いてメタング。Pt3が強いポケボディー持ちです。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/23199/regu/DP
鋼エネを貼れば逃げ0。普通に強い。デッキ内に逃げ0要員が用意できるというだけで偉い。これならばメタング4投しても悪くない気がする。あとはE(エキスパートデッキ)のメタングが超タイプかつトラッシュからの超エネ加速というそこそこのワザを持っていたりするのですが、メタルフロートの方がさすがに強いなあ。


最後はメタグロス。LV.Xは存在しませんが、強力なポケパワー・ポケボディー・特性を持ったものがいます。いっぱいいるなあ。具体的にはここら辺が強そう。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/23201/regu/DP
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/17123/regu/DP

その中で一番強力だと感じたのは、ポケボディー「グラビテーション」です。

おたがいの場のポケモン全員の最大HPは、それぞれ「20」ずつ小さくなる。おたがいの場で複数の「グラビテーション」がはたらいていても、小さくなるHPは「20」。

なんとも不穏なポケボディー。味方にも働くので、使いどころがかなり難しいと思われますが、カプ・テテフGXのHPをギガハンマー圏内の150まで下げられる、と考えると一気に実用的に感じられます。ワザのダメカンばら撒きもまあまあといったところ。採用は要検討でしょうか。

もう一つ強力そうなポケパワーが「マグネットリバース」で、ポケモンキャッチャーです。コイン表ならフラダリ。まあ強いけどコイントスなのであまり使う気にはなれないです。


以上。メタグロスGXは4枚のままで問題なく、ダンバルとメタングは総入れ替え、グラビテーションメタグロスを追加投入するかどうかは要検討。


ダンバル4 ⇨ ダンバル(DP5)4 メタルチェイン
メタング3 ⇨ メタング(Pt3)3 メタルフロート
(保留:メタグロス(Pt3) グラビテーション)



さて、これで手本としたサーナイトミカルゲデッキを一通り解体して、純粋な上位互換カードをメタグロスデッキに採用するところまで完了しました。

まとめると、次の通りです。お疲れ様でした。


ハイパーボール1 ⇨ パソコン通信1(ACE SPEC枠)
アズサ2 ⇨ ポケモンコレクター2
センパイとコウハイ1 ⇨ ふたごちゃん1
ダンバル4 ⇨ ダンバル(DP5)4 メタルチェイン
メタング3 ⇨ メタング(Pt3)3 メタルフロート
(保留:アクロマ、ネンドール、ミカルゲ、メタグロス(Pt3) グラビテーション)



次は、殿堂レギュでなければ使えない、強力なギミックカードをどの程度採用するのか、そして、採用するならばデッキコンセプトがどの程度変更されるのか、それに従ってレシピがどう変わるのか、ということを考えていくフェーズに入ります。既往研究のレビューが終わり、仮説を立てて実験を行うターンです。わけわからない性能のカードたちを、どうやって手懐けていくか、やっていきましょう。

まずはミカルゲとネンドールですね。あとはわかりやすく超強力とされている、殿堂ポイント持ちのカードたちから見ていくのもいいかと思います。


⇨第6話:殿堂の強者たち
明日夜6時に更新予定

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