前回のおさらい
・強そうなカードを見つけた。
・のでデッキを組みましょう。


殿堂レギュ始まりましたね。ここまでお付き合いいただきありがとうございます。今回でひとまずデッキが完成します。あともう少し、お付き合いください。


突然ですが、普段よくお会いするカードマンに、殿堂レギュをやり始めようという方がおりまして。その人が殿堂レギュメタグロスの話を持ってきてくれたのがこの記事を書き始めたきっかけでもあるのですが、その人が無茶苦茶強いカードを紹介してくれました。

「特殊鋼エネルギー」です。これ。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/25726/regu/DP
あるいはこれ。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/23255/regu/DP
どちらも同名カードとして扱うようです。


何が強いかというと、この特殊鋼エネルギーは特殊エネルギーでありながら、ポケモンについていなくても鋼エネルギーとしてはたらく、のです。つまり、ジオテックシステムでトラッシュから特殊鋼エネルギーをつけられるのです。言ってしまえば、こちらのメタグロスが常にダメージ−30状態で戦えるということで、メタグロスのHPが280になったとも言える。耐えてまんくすで回復、というメタグロスのメインコンセプトが完全に強化されました。特殊エネなので上限4枚までフル投入が即決定しました。


そして、これによって殿堂メタグロスのデッキコンセプトが明確になります。耐える! →回復! →150ダメージ!をひたすらに繰り返す不沈艦隊、スタンダードレギュのメタグロスと同じです。最初に設定した、スタンダードのメタグロスデッキをベースに、上位互換カードを差し替えていく、というデッキビルドの方針をそのまま進めていきましょう。

組むぞ組むぞ。


まずは原案を再確認してみましょう。スタンダードレギュのメタグロスデッキです。

メタグロスGXネクロズマGX【SM3+】
■ポケモン17
4ダンバル SM2L
3メタング SM2L
4メタグロスGX
1アローラロコン SM2K
1ネクロズマGX
1カプ・テテフ
2カプ・テテフGX
1シェイミEX

■グッズ19
4ハイパーボール
3バトルサーチャー
1バトルコンプレッサー
3ふしぎなアメ
3まんたんのくすり
1こだわりハチマキ
1かるいし
1フィールドブロアー
2レスキュータンカ

■サポート13
4プラターヌ博士
2N
2アズサ
1センパイとコウハイ
2グズマ
1オカルトマニア
1クセロシキ

■スタジアム1
1次元の谷

■エネルギー10
5基本鋼エネルギー
4基本超エネルギー
1ダブル無色エネルギー



続いて、これまでの差し替えのまとめがこちら。


ハイパーボール1 ⇨ パソコン通信1(ACE SPEC枠)
アズサ2 ⇨ ポケモンコレクター2
センパイとコウハイ1 ⇨ ふたごちゃん1
ダンバル4 ⇨ ダンバル(DP5)4 メタルチェイン
メタング3 ⇨ メタング(Pt3)3 メタルフロート
基本鋼エネルギー4 ⇨ 特殊鋼エネルギー4
(保留:アクロマ、ネンドール、ミカルゲ、メタグロス(Pt3) グラビテーション)



さて、ここで殿堂ポイント所有カードについて改めて考えてみましょう。ドローソースである「ユクシー」とリソース回復カードである「ジャンクアーム」の2種類です。


ユクシーを採用した場合、「ユクシーLV.X」を合わせて採用することで中盤以降のドロー補助にもなります。また、殿堂ポイントが1余るので、「アグノム」を採用できるようになります。このアグノムは場に出したときにサイド落ちしたポケモンを拾えるので、サイド落ちケアかつ擬似的なボールにもなります。とはいえベンチを埋めてしまうので、ポイントを余らせてもいいかもしれない。あとはレベルアップがバトル場でしかできない、という制約がどの程度めんどくさいかですね。


ジャンクアーム採用の場合、擬似的にサーチャーやタンカの枚数が増えることになります。また、まんたんのくすりやふしぎなアメ、フィールドブロアーなどの回数制限のある強いグッズを再利用できるのは非常に魅力的ですね。この場合、ロックガードやゴージャスボール、こだわりハチマキのようなピン挿しグッズを採用しても良いかもしれないです。


どちらも強そうなので両方組みたくなってきましたが、先にジャンクアームが入手できそうなので、こちらを考えてみます。サポートのパーツ数枚でこの入手難易度なんだから、新規勢が古いカードメインで組むの無理じゃない?(それはそう。)


とりあえずジャンクアーム2枚を採用しましょう。

2ジャンクアーム
(計62枚)

代わりに削れそうなカードを考えます。


まず、殿堂ポイントの都合上、「シェイミEX」を採用できないので、削ります。ドローソースが薄くなるので、雑に保留枠から「アクロマ」を採用してみましょう。厳密にシェイミの担っていた役割を考え始めると、ユクシーがよぎってしまうので、打ち切ります。そもそもスカイリターンループまで含めてシェイミと同じ役割を代替できるカードなんていないし。

1シェイミEX ⇨ 1アクロマ
(計62枚)


他には何があるでしょうか。例えば、同じリソース回復カードであるレスキュータンカです。ジャンクアームは3枚目以降のタンカになりえます。しかし、ジャンクアームの欠点は、トラッシュにあるカードを手札に加えることしかできない、という部分です。レスキュータンカの2枚目にはなるけれど、1枚目にはならない。レスキュータンカを少なくとも1回は使っていないといけないのです。メタグロスデッキにおけるタンカの役割は、序盤のまだ進化できないタイミングにトラッシュしていたメタグロスGXを、中盤に拾って進化させることです。となると、タンカ現物の枚数が必要で、ジャンクアームでは代用できないと考えます。


となると逆に、現物を厚く積んでいるカードを減らしてジャンクアームで代用するという形の方がスムーズに組めるかと思います。具体的には、バトルサーチャーやまんたんのくすり、ふしぎなアメですね。序盤から引いている場合が多いので、トラッシュに落ちる可能性が高く、ジャンクアームで再利用しやすい。と言ってもすでにいずれも3投で削られた後なので、ここをさらに削るのは少し待ちましょう。


改めてリストを眺めると、不要そうなカードがありました。「オカルトマニア」です。強力な特性を持ったポケモンが活躍するのは間違い無いですが、ポケパワー・ポケボディーが特性以上に驚異的だということを学んできました。スタンダード環境のオカルトマニアは、刺さる相手を想定しやすく、使うことで明確に勝ち筋を作ったり負け筋を消したりといったことができます。しかし、カードプールを想定できず、そもそもオカルトマニアで止まらない能力持ちのカードが跋扈する殿堂環境ではその性能が十分に発揮できないことが容易に想像できます。ということで削ります。

1オカルトマニア ⇨ 0
(計61枚)


あとは「かるいし」です。初手ネクロズマスタートや中盤にトラッシュにエネがない状況で縛られたメタグロスの逃すカードなどとして、あれば便利な潤滑油的カードですが、メタングが特性メタルフロートにより実質逃げ0になっていることを考えると、無理やり削るならこの枠かな、と思います。

1かるいし ⇨ 0
(計60枚)


その反動で、鋼エネルギーの枚数をある程度担保する必要が出てきます。特に、ダンバルのメタルチェインは鋼エネ手張りが条件で、かつ非常に優秀なポケパワーなので、なるべく使えるようにデッキビルドしたいです。ということで、鋼エネの枚数を増やしましょう。

1基本超エネルギー ⇨ 1基本鋼エネルギー
1ダブル無色エネルギー ⇨ 1基本鋼エネルギー
(計60枚)



ということで、60枚にまとめることができました。よかったよかった。若干殿堂デッキっぽさのあるメタグロスデッキになりました。まとめるとこんな感じ。


ジャンクアーム型メタグロスGXネクロズマGX【殿堂レギュレーション】

■ポケモン16
4ダンバル DP5 メタルチェイン
3メタング Pt3 メタルフロート
4メタグロスGX
1アローラロコン SM2K みちしるべ
1ネクロズマGX
1カプ・テテフ
2カプ・テテフGX

■グッズ21
3ハイパーボール
1パソコン通信 ACE SPEC
3バトルサーチャー
1バトルコンプレッサー
3ふしぎなアメ
3まんたんのくすり
1こだわりハチマキ
1かるいし
1フィールドブロアー
2ジャンクアーム★★★★
2レスキュータンカ

■サポート13
4プラターヌ博士
2N
1アクロマ
2ポケモンコレクター
1ふたごちゃん
2グズマ
1クセロシキ

■スタジアム1
1次元の谷

■エネルギー10
3基本鋼エネルギー
3基本超エネルギー
4特殊鋼エネルギー



完成! 長らくお疲れ様でした。ちゃんとデッキの形しているし、殿堂ポイントもフルで使ってACE SPECも採用して、殿堂レギュならではの強いカードが入ったデッキになったと思います。


もちろん、回してみないとちゃんと試合になるかわからないです。満足いっていないところとしては、差し替えだけで作るデッキビルドは基本的に破綻をいかに最小限に目立たなくするかという消極的手法になってしまうから綺麗なデッキにはどうしてもならないんですよね。あとはミカルゲ使いたいグラビテーション使いたいユクシーLV.X使いたい。


まあ、先は長いので。デッキの叩き台ができたのは良いことです。とっかかりができたので、ここから先はやりやすくなりました。色々楽しく殿堂レギュレーションで遊んでいきましょう。このカード強いぞ、というコメントお待ちしています。


それではまた。


⇨第8話:???
次回からはジムバトル挑戦編となります。ので、実際にジムバトルに参加後に書き始めることになります。そのため次の更新まで少し時間が空くと思います。来週末くらいには投稿し始めたいですね。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索